便秘

厚生労働省や日本消化器学会の発表では、便秘は特に女性や高齢者を中心に5人に1人の割合で便秘の悩みを抱えているといわれています。市販薬や、自己流の対策で済ませてしまう人が多いですが、市販薬への依存から下剤を日常的に使用することで慢性的な便秘を悪化させてしまう場合があるため注意が必要です。このコラムではカイロプラクティックにおける対処法を紹介していきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 定期的に下剤を使わないと出ない。
  • お腹が張ってポッコリお腹が気になる。
  • 便秘のせいで肌荒れ、食欲不振になる。
  • 便通が悪く、いつも気分が悪い。
  • ダイエットが上手くいかない。

一般的な便秘に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
便秘の原因は、食物繊維や水分不足、無理なダイエット、ストレスや不摂生な生活、薬の副作用、筋力低下などの外的要因が考えられます。便秘改善ための第一選択肢としては、生活習慣の改善が行われます。食事の見直し、運動習慣、ストレス管理などを管理することで外的要因を取り除きます。それに合わせて市販薬、一般薬、漢方薬なども使用されますが、症状の緩和はされても根本的な解決にはなりません。
しかし、外的要因が原因であればなぜ便秘になる人とならない人がいるのでしょうか?便秘を含め、様々な身体の不調は身体の異常を私たちに教えてくれるサインなのです。外的要因だけに意識を向けるだけでなく、身体の内側に意識を向けることが大事なのです。カイロプラクティックは身体の内側に問題があると考え便秘に対しても根本原因に対してアプローチをしていきます。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
1.自律神経が原因になる便秘
自律神経と便秘はとても深く関係しており、腸の動きは自律神経によってコントロールされています。特に生活習慣の乱れやストレスからよく便秘になる人は自律神経のバランスが原因の事が多いです。自律神経は自分の意志とは関係なく体の働きを調節する神経の事で、交感神経と副交感神経がバランスを調節しています。胃腸は副交感神経が優位になるとスムーズにに働き、交感神経が優位になると胃腸の活動が低下します。
人の身体はストレスを感じることで、自律神経の交感神経がより働くことになります。その状態が続くことで大腸の働きが低下し便秘になってしまうのです。
(自律神経由来の場合、お腹がある、肌荒れ、ニキビ、ガスがたまるなどが出やすいと言われています)

2.肝臓機能の低下による便秘
肝臓も便秘に大きく関係しています。あまり一般的には知られていませんが、肝臓機能の低下が起こると、胆汁の分泌が少なくなってしまいます。胆汁は消化吸収の役割が知られていますが、腸を刺激し働きを活発にさせる役割もあるのです。胆汁が減ることで、便が硬くなりやすくなり便秘につながってしまうのです。
あともう一つ肝臓には解毒作用がありますが、肝臓機能が弱まってしまう事で毒素が蓄積してしまい腸内環境を悪化させ、悪玉菌増加により便秘になりやすくなります。

3.女性ホルモンと便秘の関係
腸の働きを活発にする「エストロゲン」と腸の働きを抑制してしまう「プロゲステロン」というホルモンのバランスが乱れると便秘が悪化するといわれています。特にプロゲステロンは排卵期から月経期に分泌が活発になるため便秘が起こりやすいです。

カイロプラクティックにより、自律神経のバランスが正常になれば肝機能の正常化や、女性ホルモンの分泌も正常に行われるようになるため、腸内運動がスムーズに行われることにより便秘解消につながるのです。カイロプラクティックで、根本原因を取り除き、不調のない生活を送りましょう。

便秘の症例紹介case introduction

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