膝の痛みの原因は、「膝関節の問題」だけではありません。
膝は全身の体重を支え、日常のあらゆる動作で負担や衝撃を受けているため、非常にトラブルが起こりやすい関節です。
そのため膝に痛みが出ると、歩行や階段の上り下り、正座など、普段の何気ない動作にも支障をきたすようになります。
膝の痛みの原因で最も多いのは、「加齢」や「体重増加」によって関節の軟骨がすり減ることで起こる変形性膝関節症です。
またスポーツや事故などで強い外力が加わることで起こる半月板損傷や前十字靭帯損傷、成長期に膝へ繰り返し負担がかかることで発症するオスグッド病なども、膝の代表的なトラブルとして知られています。
しかし、同じ年齢や体重であっても「膝が痛くなる人」と「痛くならない人」がいます。また、同じスポーツをしていても「膝を痛めやすい人」と「そうでない人」がいるのはなぜでしょうか?
その違いは外的要因だけではなく身体の内的なバランス(骨盤や背骨のゆがみ、筋肉の使い方など)にも原因があるからです。膝に痛みを起こさないためには、膝そのものだけではなく、身体の内的要因にも目を向けることが大切です。






